建築材料スクラップ|金属製の建築金物や装飾材はリサイクルできる?

建物の解体やリフォーム工事、住宅設備の入れ替えなどで発生する「建築材料」。
中でも金属製の手すりや扉のハンドル、窓枠、屋根材などは、ただの廃棄物ではなく、スクラップとしてリサイクルできる可能性があります。
この記事では、建築現場や施設管理の現場で出る「金属系建築材料スクラップ」について、どんなものが対象になるのか、リサイクルの可否や素材の特徴、処分時の注意点を解説します。
建築材料に含まれる金属類とは?
建築材料には、見た目の装飾から構造材まで、さまざまな用途で金属が使われています。
代表的なものには以下のようなアイテムがあります。
● 建築金物(主に小型部品)
- 手すり、ドアハンドル、ヒンジ(蝶番)、窓枠、金属製巾木
- カーテンレール、ブラインド、パーティション金物など
● 構造・装飾材(中~大型部品)
- 金属屋根材(板金、折板など)
- 外壁材(アルミ複合板、金属サイディング)
- 床下地の金属フレーム、スチールパネル
- 階段部材、金属フェンス、庇、バルコニー手すり
これらは新築・改修・解体の各タイミングで発生し、現場単位でまとまって出ることも多い素材です。
建築材料スクラップはリサイクルできる?
結論として、主な材質が金属であればリサイクル可能です。
ただし「見た目が金属でも中身が違う」ケースや、「複合素材(断熱材+金属板など)」の場合は一部制限があります。
素材 | 用途例 | リサイクル可否・特徴 |
アルミ | 窓枠、外壁材、手すり、ブラインドなど | ◎ 軽くてリサイクル価値が高い |
ステンレス | 手すり、キッチンまわりの壁材、装飾金物など | ◎ 錆びにくく耐久性あり |
鉄(スチール) | 扉、階段、フレーム、構造下地材など | ○ 錆びや塗装は問題なし |
亜鉛メッキ鋼板 | 屋根材、折板、ガルバリウム鋼板など | ○ 状態や混在物による |
アルミ複合板 | 外装材、内装パネルなど | △ プラ芯材との分離が困難な場合あり |
スクラップとして出す際の注意点

建築金物をスクラップとしてリサイクルする場合は、以下の点に注意しましょう。
- ねじ・ビス・接着材などの異物が多い場合は事前に除去を
- 樹脂・木材との複合品(例:窓+木枠、手すり+樹脂カバー)は減点対象
- 解体現場で混在物にならないよう、金属類を分別しておくのが理想
- 重量物や長尺物は、事前連絡のうえで搬入・引取相談を推奨
建築業者・解体業者様からの持ち込みも歓迎
成田メタルでは、個人様だけでなく、工務店様・解体業者様・リフォーム業者様からの持ち込みにも対応しております。
現場で発生する以下のような資材が対象です:
- アルミサッシ、窓枠
- 手すり、外階段、フェンス
- 金属屋根材、外壁パネル
- 金属製フレーム、下地材
定期的なスクラップ発生にも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
まとめ|金属系建築材料は再資源化できる価値ある素材です
建築材料は一見すると「大型ゴミ」のように思えますが、アルミ・ステンレス・鉄などが使われたものは、資源として再利用可能です。
成田メタルでは、金属部品を中心とした建築材料の買取・回収にも対応しています。
処分にお困りの金属製品があれば、お気軽にご相談ください。