医療機器スクラップ|金属製の医療器具や装置はリサイクルできる?

病院やクリニック、歯科医院などの現場で使われている医療機器。
使用済みや老朽化した機器の中には、「金属スクラップ」として再利用できるものが多くあります。
この記事では、手術用器具やピンセット、トレイ、医療用カート、診察台などの金属製医療機器について、どのようなものがリサイクル可能か、対象となる素材や注意点を解説します。
医療機器とは?スクラップとして出るのはどんなもの?
医療現場では、治療や診察に使用するさまざまな機器や器具が日常的に使われています。
その中で、金属製の以下のような器具や装置は、使い終わったあとにスクラップとして回収可能なケースがあります。
● 小型器具・器材類
- 手術用メス(スカルペル)、ピンセット、ハサミ、鉗子など
- 金属製の医療用トレー、滅菌ケース
- ステンレス製ボウル、ビーカー、受け皿 など
● 装置・設備類
- ステンレス製ワゴン、医療用カート
- 診察台、処置台、踏み台など
- 歯科チェアや検査用機器の一部(※金属主体の構造物)
※電子機器や電源部、プラスチック外装の多い機器は対象外となる場合があります。
医療機器に使われる金属素材とリサイクルの可否
素材 | 使用例 | リサイクルの可否 |
ステンレス | 医療器具全般、トレー、カート、診察台など | ◎ 高価値でリサイクル向き |
鉄(スチール) | 椅子フレーム、台座など | ○ 酸化していても可 |
アルミ | 軽量トレー、器具の一部 | ○ 付属品の分離が必要な場合あり |
銅・真鍮 | 特殊器具・構成部品に一部あり | △ 細かな分別が必要 |
医療器具の多くには高品質なステンレス(SUS304やSUS316など)が使われており、腐食に強く、再資源化しやすいという特徴があります。
スクラップとして出す際の注意点

医療関連スクラップは、通常の金属とは異なる配慮が求められます。以下の点にご注意ください。
- 感染リスクのある使用済器具は事前洗浄・滅菌が必要です
- 電子機器・モーター・バッテリー付き製品はスクラップ対象外
- 樹脂製パーツ・クッション材などは取り外しておくのが理想
- ロットや管理番号などの情報が残っている場合は確認が必要
こんなケースでの回収実績があります
- 病院の改修・移転にともなう医療ワゴン・診察台の一括回収
- 歯科医院の閉院にともなう器具類の撤去相談
- 保健所・高齢者施設の処置室設備の入替え対応
いずれも金属主体の構造物であれば、買取または無償回収のご相談が可能です。
成田メタルでは医療・福祉施設からのスクラップ回収に対応しています
成田メタルでは、病院・診療所・介護施設・研究機関などから発生する金属製医療機器のスクラップ回収にも対応しています。
- ステンレス製器具や装置の持ち込み歓迎
- 搬出が難しい場合は出張引取のご相談も可能
- 明確な仕分けが難しい場合もお気軽にご相談ください
金属製の医療機器も再資源化できる貴重な素材です

使い終わった医療器具や装置の中には、ステンレスや鉄などの価値ある金属が多く含まれており、スクラップとしてリサイクルが可能です。
不要となった医療機器の処分でお困りの際は、ぜひ成田メタルまでご相談ください。