自動車部品スクラップ|マフラーやエンジン部品など金属部品のリサイクル可否を解説

自動車の整備や解体、事故車の処分などで発生するさまざまな金属部品。
特にマフラーや触媒コンバーター、エンジン周りの金属パーツには、再資源化可能なスクラップとしての価値があるものが多数含まれています。
この記事では、自動車から取り外された金属製部品について、どのようなものがスクラップとしてリサイクル可能か、素材の特徴や取り扱い時の注意点を紹介します。
自動車部品の中でリサイクル対象となる金属パーツとは?
自動車には多くの金属パーツが使われており、使用済み車両や整備時に取り外された部品の中には、スクラップとして再利用できるものが多くあります。
● 排気系コンポーネント
- マフラー本体、エキゾーストパイプ、フランジ、遮熱板など
- 触媒コンバーター(キャタライザー)
● エンジン・駆動系部品
- シリンダーヘッド、ブロック、オイルパン、プーリー
- オルタネーター、スターター、ウォーターポンプ(電装付きは除外の場合あり)
● 小型金属パーツ類
- ボルト、ナット、ワッシャー、バンド、ブラケット
- 鉄・アルミ・ステンレス製の構造部品
素材別に見るスクラップ価値の目安
素材 | 使用例 | 特徴・リサイクル性 |
ステンレス | マフラー、遮熱板、触媒の外装 | ◎ 錆びにくくスクラップ価値が高い |
鉄 | エンジンブロック、ボルト類、構造部品 | ○ 重量があり評価しやすい |
アルミ | エンジンヘッド、ミッションケースなど | ◎ 軽く高価値、分解されていれば好条件 |
セラミック+貴金属 | 触媒コンバーター内部 | ◎ 特殊金属含有で高価買取対象(種類による) |
触媒コンバーターは特に注目
中古車や廃車から取り外された触媒コンバーターには、プラチナ・パラジウム・ロジウムなどの貴金属が含まれていることがあり、スクラップの中でも特に高価値な部類です。
- 内部のセラミックに貴金属がコーティングされている
- 外観だけで価値は判断できないため、型番や車種ごとのデータが必要
- 知識のない業者に出すと、正当な価格がつかないことも
スクラップとして出す際の注意点

- 汚れやオイル残りは評価には大きく影響しないが、分別は重要
- 電装系パーツやリチウム電池を含むものは買取対象外
- 触媒などは型番や車種情報があると査定がスムーズ
- 混載の場合は、金属の種類別に仕分けておくのが理想
法人様・整備工場様・解体業者様の持ち込み歓迎
成田メタルでは、以下のような業種のお客様からの自動車部品スクラップの買取・回収に対応しております。
- 自動車整備工場、車検工場
- 廃車・解体業者
- 鈑金塗装業者、パーツリサイクル業者 など
持ち込みはもちろん、一定量まとまった場合は出張引取のご相談も可能です。
自動車の金属部品はリサイクル可能な資源です

自動車から取り外された金属部品には、ステンレス・アルミ・鉄などの価値ある金属が多く含まれており、リサイクル可能な資源として扱われています。
特に、触媒コンバーターやアルミ製エンジン部品などは、状態や種類によっては高く評価されることもあります。
自動車部品の処分にお困りの際は、ぜひ成田メタルまでお気軽にご相談ください。